【交通事故】「○○すると痛い」を医師に伝える重要性|後悔しないためのポイントを弁護士が解説します

【交通事故】「○○すると痛い」を医師に伝える重要性|後悔しないためのポイント

交通事故後の診察で、絶対に忘れてはいけないこと

あなたのその「痛み」、伝え方ひとつで将来が変わるかもしれません。

医師の診察を受ける際、最も大切なポイントは…

何もしなくても痛い場所はもちろん、
「○○すると痛い」という症状も
残さず伝えること

そして、必ずカルテに記録してもらいましょう。

なぜ「○○すると痛い」が重要なのか?

医師が患者に説明している様子

「腰をひねると痛い」「起き上がろうとすると頭痛がする」といった、特定の動作に伴う痛みは、単なる打撲や捻挫だけでなく、特殊な病気やケガを発見する重要な手がかりになることがあるからです。

事故直後にこれらの症状を伝えておくことで、医師がより専門的な検査や診断を検討するきっかけになります。

具体例:「起き上がろうとすると頭痛がする」場合

これは、「脳脊髄液減少症(髄液漏れ)」の典型的な症状の一つと言われています。この病気は、交通事故の衝撃などで脳や脊髄を保護している髄液が漏れ、頭痛、めまい、吐き気など様々な不快な症状を引き起こすものです。

診断の第一歩

この病気は発見が難しく、専門的な知識や検査が必要です。しかし、事故直後に「起き上がると頭が痛い」とカルテに記録が残っていれば、医師がこの病気を疑い、診断へ向けた「第一歩」を踏み出すことができます。逆に言えば、この申告がないと、その第一歩すら踏み出せない可能性があるのです。

※脳脊髄液減少症に関する詳しい情報は、専門機関のウェブサイト等でご確認ください。

未来の自分のために、ささいな痛みも伝えましょう

医学は日々進歩しています。今は原因不明の「○○すると痛い」という症状が、将来、何かの病気のサインとして発見されるかもしれません。
後で後悔しないためにも、事故直後の診察では、どんな些細なことでも遠慮せずに医師に伝えてください。

交通事故のご相談はこちら

© 2024 事務所名 | All Rights Reserved.

次回の記事にもご期待ください!

御相談はこちらから