【法改正速報】予備自衛官等兼業特例法(令和8年法律第40号)の施行期日政令を閣議決定/電気通信サービスの消費者保護ルールについて情報通信審議会が一次答申(2026年9月4日)

対象期間:2026年9月4日〜9月5日。報告件数は1件(施行期日政令の閣議決定1件)、ほかに参考2件です。個人情報保護法・著作権法・電気通信事業法・情報流通プラットフォーム対処法などインターネット関連法について、対象期間中の新たな成立・公布・施行は確認されませんでした。

1.予備自衛官等兼業特例法の施行期日を定める政令を閣議決定

  • 法律名:予備自衛官等の職務の円滑な遂行を図るための国家公務員及び地方公務員の兼業の特例に関する法律(予備自衛官等兼業特例法/令和8年法律第40号)
  • 区分:施行期日を定める政令の閣議決定(2026年9月4日 定例閣議・防衛省所管)
  • 施行日:具体的な施行日は原典未確認(官報掲載の政令本文を確認できていません)。政令番号も未確認です。

国家公務員及び地方公務員が予備自衛官等を兼ねる場合について、兼業許可に関する特例措置を定める法律です。第221回国会(特別会)に内閣提出法案として提出され、衆議院本会議で令和8年5月19日に可決、参議院本会議で同年6月10日に可決・成立し、同年6月17日に公布されました(令和8年法律第40号)。
附則により「公布の日から起算して1年を超えない範囲内において政令で定める日」から施行するとされており、9月4日の定例閣議でその施行期日を定める政令が決定されました。

実務上のポイント:国家公務員法・地方公務員法上の兼業規制に対する特例であり、公務員の服務・兼業に関する相談実務に関係し得ます。インターネット関連業務への直接の影響は確認されていません。

出典:首相官邸「令和8年9月4日(金)定例閣議案件」/参議院「議案情報(第221回国会)」

<参考>法改正(成立・施行)そのものではないが関連する動き

参考1.電気通信事業法の消費者保護ルールに関する情報通信審議会一次答申(2026年9月4日公表・総務省)

総務省は令和8年9月4日、情報通信審議会から「消費者保護ルールの更なる適正化とDX時代への対応の在り方」(令和7年10月21日付け諮問第1245号)について一次答申を受けました。電気通信事業法の消費者保護ルール(消費者への説明の充実、交渉力の低い消費者の保護、法令遵守の確保、DXの進展への対応等)を対象とするもので、情報流通プラットフォーム対処法に関する答申ではありません。
※答申の正式名称は上記のとおりです。今後の省令・ガイドライン整備の前提となる動きであり、インターネット関連業務の観点からは継続注視が必要です。

出典:総務省 報道資料(2026年9月4日)

参考2.「ネットワーク環境の変化を踏まえた接続政策等の在り方」第一次答申(案)に対する意見募集の結果(2026年9月4日公表・総務省)

答申(案)に対する意見募集の結果が公表されました。法律・省令の改正内容および施行予定は、本資料からは確認できません(未確認)。

出典:総務省 報道資料(2026年9月4日)

確認の限界(未確認事項)

  • 国会は対象期間中閉会中であり、衆議院・参議院の議案情報および内閣法制局「最近成立した法律」で確認できる最新の国会回次は第221回国会です(内閣法制局のページは令和8年8月5日現在)。対象期間中の法律の新たな成立は確認されませんでした。
  • インターネット版官報について、令和8年9月4日に本紙第1783号・号外第198号・政府調達第165号が発行されていることは確認しましたが、各号の目次詳細ページを取得できず、公布された法律・政令の個別名称は未確認です。9月5日(土曜日)は行政機関の休日にあたり官報は発行されていないものと解されますが、これも未確認です。
  • e-Gov法令検索は動的表示のため本文・更新法令一覧を取得できず、施行反映状況の確認は行えていません。

出典

【訂正(2026年10月7日)】本記事の次の記載を訂正しました。①参考1の答申を情報流通プラットフォーム対処法を含む通信ルールに関するものとした記載(タイトル・見出し・本文)を、電気通信事業法の消費者保護ルールに関する一次答申(諮問第1245号)である旨に改めました(根拠:総務省報道資料(令和8年9月4日)、一次答申の目次・序章)。②参考2の名称を、報道資料の表題どおり「「ネットワーク環境の変化を踏まえた接続政策等の在り方」第一次答申(案)に対する意見募集の結果」に改めました(根拠:同日の総務省報道資料)。

浅井裕貴弁護士(静岡県弁護士会)

静岡市清水区出身の弁護士。一橋大学・中央大学法科大学院卒業、静岡県弁護士会所属。ネットの誹謗中傷・発信者情報開示請求(意見照会・トレント対応を含む)、相続・遺言、交通事故案件に注力。基本情報技術者の知見を活かし、IT・インターネット分野の法律問題に対応している。