弊所FAQ6~六法全書を暗記?~

Q 弁護士は、六法全書を全部暗記しているって本当ですか。

A 少なくとも、私は暗記していません。

【解説】

久しぶりに、真の意味でのFAQです。特に、私は講演が多いせいか、年に何度も聞かれます。
しかし、少なくとも私は、六法全書を暗記などしておりません。

もちろん、極めてよく使う条文は暗記しております。たとえば、民法709条などは、暗記しております。

(不法行為による損害賠償)
第七百九条 故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。

しかし、そうでもない条文は、だいたいで覚えています。たとえば、「相続だったら、だいたい民法900条台に書いてあるな」とか、「人を傷つける犯罪については、刑法の199条以降あたりかな。」くらいです。

結局のところ、条文を正確に使えれば良いので、覚えていないとしても、六法を見て、条文を見つけられれば良いと考えております。
特に、近年は、法改正が多いので、なまじ覚えるよりも、その都度、六法を見た方が正確な回答ができると思います。

ということで、六法を全部暗記しているわけではないという話でした。

浅井裕貴弁護士(静岡県弁護士会)

静岡市清水区出身の弁護士。一橋大学・中央大学法科大学院卒業、静岡県弁護士会所属。ネットの誹謗中傷・発信者情報開示請求(意見照会・トレント対応を含む)、相続・遺言、交通事故案件に注力。基本情報技術者の知見を活かし、IT・インターネット分野の法律問題に対応している。