著作権に関するQ&A6~著作権は幅広い~
Q 著作権は、画像にしか認められないのでしょうか?
A そんなことはありません。文章・音楽・映像など、あらゆる創作物に著作権が認められます。
【解説】
以前申し上げたように、著作物には著作権が認められます。
そして著作物とは、以下の通りです。
著作権法2条1号
思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。
特に、画像に限定していないことがお分かりいただけるかと思います。
たとえば、今、私が書いている文章にも著作権が認められます。もちろん、到底、学術論文といえるレベルではないのですが、著作権は認められるのです。
あるいは、全てご自身が作った素材で構成した動画には、当然、ご自身に著作権が認められます。
仮に、音楽や画像はフリー素材であった場合、どんな著作権が、どなたに認められるのかは細かい検証が必要です。しかし、少なくとも、丸ごとコピーすることは、誰かの著作権を侵害するので、違法行為です。
ということで、以前申し上げたように、何らかの創作物は、高尚であろうとなかろうと、著作権が認められると考えた方が良いです。決して、画像に限定されるわけではありません。